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第17期教養講座
「無常と『方丈記』」
やさしく古典を学べる講座です
「古典」と聞いただけで、
難しい!わからない!と思われている方は多いと思います。
学校の古典学習は文法に偏り、内容や作者の思いはあまり印象に残っていません。
題名や書き出しは覚えているのに、内容を知らない。
知らないで終わってしまうのは残念です。
「行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。淀に浮かぶうたかたは・・・」
で始まる原文は、どなたも学校で習ったと思います。しかし、序文だけが頭に残っていて、最後までお読みになった方は少ないと思います。
『方丈記』の作者「鴨長明」は平安時代後期から鎌倉時代を生きた人です。この時代は日本の歴史の中でもまさに大転換期です。大きな天災がある一方、武士が政の主役になっていく時代です。そんな中で、鴨長明は世間を離れて隠棲をし、世間と自分を見つめ書き綴った随筆です。災厄や末法思想が広まった時代背景の中で、仏教の『無常観』や乱世をいかに生きるべきかが伝わってきます。
講座「無常と『方丈記』」は、わかりやすい教材と多くの資料で、やさしく解説するため、簡単に『方丈記』がわかる講座です。
「古典」を読み進めると、その時代の言葉や思想、社会、地理、芸術、中国思想、文学、歴史、文化などの知識が必要になってきます。
それらに応じた資料を、できるだけ図や写真、絵を用いて解説します。
そして、思いを互いに話し合ってみましょう。
そんな講座を目指しています。
人生経験で「古典」がよくわかる
千年・二千年前と周りの環境が全く変わってしまったのに、「時代は変わっても人間は変わらない」、これが古典を読んでいて共通に感じることです。
何と人生経験により、その本質がよくわかります。心の終活におすすめです。
今が「古典」を学ぶチャンスです。
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